科学技術

日の出・日の入りの時刻を求める計算

日の出と日の入りの時刻を求めるコードをPythonで作成した。 計算方法は、参考文献(下の本)で紹介されている逐次近似法による反復計算。このコードを実行すると、2016年(変数yearで指定)の毎月3日(変数dayで指定)における東京での(緯度latitudeと経度…

Raspberry Piの初期設定まで

OSのインストール RASPBIAN (Debian Wheezy)のzipファイルを「Raspberry Pi Downloads - Software for the Raspberry Pi」からダウンロードして展開する。 microSDカード(容量8GB)にダウンロードしたイメージを書き込む。microSDカードはアダプタ(microSD⇔…

Raspberry Pi Model B+購入

Amazonで購入した。とりあえず本体とmicroSDカード 8GB。さてこれからどうしようか。 ▲シンプルな箱。封はされていない。「新品」とわざわざ書かれているのは、日本人から見ると包装が簡易的すぎるからか。 ▲箱裏面。 ▲箱の中には本体と紙一枚。 ▲新品だ。裏…

等高線図を描く(その2)

昨日に続いて、SRTM3の標高データを可視化する。 元のデータの解像度が3秒だから、約0.001度がデータ自身の解像度となる。データ読み取り後、作図時に解像度を変えて可視化してみる。 ▲解像度を0.02度としたとき ▲解像度を0.01度としたとき ▲解像度を0.005度…

等高線図を描く

スペースシャトルによる標高データが公開されている(Shuttle Radar Topography Mission)ので、数値データを可視化してみる。 解像度は3秒なので、赤道付近は約90[m]。日本だとより細かくなっている。 ▲富士山周辺図 ▲google mapで見た周辺図完全に同じかどう…

非構造格子データを読み込んでファイルに保存するスクリプト

vtkで図形を描いてファイルに保存する。pythonを使う。 やっとできるようになった。参考:http://home.hiroshima-u.ac.jp/~tyoshida/dokuwiki/vtkソースコードは以下の通り。 from vtk import * fname = 'tube.vtk' reader = vtkUnstructuredGridReader() re…

騒音レベルの測定法

騒音レベルに関する、いくつかのこと。 音圧: 人が聞くことができる音の範囲は、周波数20[Hz]〜20[kHz]、音圧(実効値)20[μPa]〜20[Pa]である(1kHz付近での値。周波数によって耳の感度が異なる)。 騒音計(Sound Level Meter) 騒音レベルをどう定義する…

音の強さと大きさの表し方

まず、音を表す諸量の定義を見ていく。 音の強さ: 音のエネルギー量であり、物理的に定義される。 音の進行方向に垂直な単位面積を単位時間に通過する音のエネルギー量。 単位はW/m2。記号はIである。 音圧pとの関係は、次式で表される。ここでは、固有音響…

音声を可視化したい(4)

2011-11-11 - 理想のユーザ・インターフェイスを求めての続き。 日常の音を録音したファイルから、得られた波形を周波数分解する。何も考えずに、フーリエ変換のライブラリを使ってみた。ソースは下の通り。 # sound02.py import numpy as np import matplot…

音声を可視化したい(3)

通勤途中に録音した、道路沿いの音をグラフにしてみる。 トラックが頻繁に通っているとき(サンプル1)と、車の音がほとんど聞こえない公園内(サンプル2)の音を記録した。携帯で録音するとamrという拡張子の音声ファイルになる。このファイルをwavファイル…

音声を可視化したい(2)

2011-11-01 - 理想のユーザ・インターフェイスを求めての続き。波のデータをスペクトル解析したい。どの周波数成分がドミナントになっているかとか。まずは、フーリエ変換のライブラリを試す。(参考サイト:高速フーリエ変換(FFT) - 人工知能に関する断創…

音声を可視化したい

pythonのwaveモジュールで、音声を波形化する。以下のサイトで下調べ。 参考サイト: http://www.python.jp/doc/nightly/library/wave.html#wave.Wave_read.getframerate 2011-05-19 wavファイルのデータから「波のグラフ」が描けるらしい。確かに描ける。し…

ジャパニーノでテクノ工作(2)

大人の科学マガジン Vol.27(8ビットマイコン) (学研ムック大人の科学マガジンシリーズ)作者: 大人の科学マガジン編集部出版社/メーカー: 学研プラス発売日: 2010/05/14メディア: ムック購入: 16人 クリック: 370回この商品を含むブログ (48件) を見るビニー…

Japaninoでテクノ工作(1)

Arduino互換機が「大人の科学マガジン」シリーズで発売されたので、 早速購入した。値段も手ごろで、初めて触るにはちょうどいい機会なので。 本誌と付録を切り離す。 付録を開けたところ。組み立てる時間は今はないので、ここまでで置いておく。

リチウムイオン二次電池

リチウムイオン二次電池の話―ポピュラー・サイエンス (ポピュラーサイエンス)裳華房 1997-05売り上げランキング : 326510おすすめ平均 Liイオン二次電池の特性が良く分かるリチウムイオン電池がいかに開発されたかが良く分かる本身近だが知らない電池の話Ama…

原子炉の型式

原子炉の型式に関して基本的なことを勉強するためにいくつか本を探してみた。原子力発電の話というのは、政治的な問題として取り上げられがちで、純粋に技術的な説明だけをしている一般の書籍は少ないことがよくわかった。 政治的問題を抜きにして原子力技術…

3D映像新時代(サイエンスZERO)

録画しておいたNHK教育テレビサイエンスZERO(リアルを超える!? 3D映像新時代)を見る。番組内容は、3D映像技術の現状とどうして映像が立体的に見えるかの解説。今年の映画業界は『3D元年』と言われるほど3D映像を使った多くの映画が上映されるらしい。例え…

British単位系からSI系への換算ツール(4)

wxPythonで実装したのと同じものを、ブラウザで動くようにしてみる。WEBで使えるようにすると便利だろうと思うから。HTMLとJavaScriptで記述する。 ↑図1:選択できる項目は前と同じ ↑図2:長さの換算 ↑図3:温度の換算(不完全だ) ↑図4:熱量の換算(正…

British単位系からSI系への換算ツール(3)

一応すべて実装した。このソフトでできることは次の通り(のはず)。 British単位系での数値を入力する (物理)量を選択する(選択できる量は図1の通り) 「換算」ボタンを押す 換算された値がSI単位系で表示される 図1:物理量の選択 適当に選んで実行し…

British単位系からSI系への換算ツール(2)

雛形だけ作った(下の写真)。このソフトでできることは次の通り(になる予定)。 British単位系での数値を入力する (物理)量を選択する 「換算」ボタンを押す 換算された値がSI単位系で表示される 日本のほとんどの人にとっては使う機会はないだろうな。…

British単位系からSI系への換算ツール(1)

仕事でBritish単位系というものを扱っているが、その単位系では物理量の大きさが実感できない。そこで、国際単位系へ変換するツールを作りたい。 まず下調べから。 基本的な量の変換:British系からSI系へ 長さ:1 [ft] = 0.3048 [m] 重さ:1 [lbm] = 0.4535…

High Performance Computing

科学技術計算では並列化して計算効率を上げることが普通に行われている。この分野に関する文献はネットではまだまだ探しにくい。情報が少なすぎ。CCS HPCサマーセミナー2008 あとで配信画像を見る。 メモ 計算性能にとってメモリバンド幅は重要 Quad Core Op…

空力音は結構うるさい(風洞実験見学)

米原まで小旅行。鉄道総研というシンクタンクがあるのだが、そこで新幹線騒音の実験が行われている。 実験設備は大型低騒音風洞と呼ばれる巨大な無響室の中に納められる。コンクリートの壁で部屋を密閉して、外部の音を完全にシャットダウンする。その状態で…