3D映像新時代(サイエンスZERO)
録画しておいたNHK教育テレビサイエンスZERO(リアルを超える!? 3D映像新時代)を見る。番組内容は、3D映像技術の現状とどうして映像が立体的に見えるかの解説。今年の映画業界は『3D元年』と言われるほど3D映像を使った多くの映画が上映されるらしい。例えば、こんなのとか。→http://www.warnermycal.com/3d/pc/
立体映像と言えば、昔は赤と青のレンズが入ったメガネをかけて見るものだと思っていた。今はもちろんフルカラーで技術的にはるかに進歩しているが、立体映像の原理は変わっていないという印象だ。以下、番組内容からメモ。
- どうしてスクリーンに写した映像が立体的に見えるのか?
- 右目用と左目用の映像を別々にスクリーンに映している。
- それを偏光フィルターが入ったメガネで見ると、左右の目に別々の映像が映る。
- 映画がフィルムからデジタルへ変わったことで実現が容易になった技術である。
- 奥行き感とは?
- 人間の目は普段でも左右の目でずれた映像を見ているので奥行き感が得られる。
- デジタル映像で立体感をコントロールしやすくなった。
- 3D映像は意図的に目の錯覚を作り出している。
- 3D技術活用例
- 映画『戦慄迷宮3D』の紹介
- 撮った画像を立体的にモニターに表示するデジカメの紹介(メガネ無しで立体的に見える)
- 3D映像を人間工学的に研究する
- 早稲田大学河合隆史教授の研究紹介
要するに、3D映像で見せている立体映像というのは、左右の目に別々の映像を見せることによって目の錯覚を誘発しているわけだ。その映像というのは、現実に人間の目が認識できる映像と違うものにすることもでき、デフォルメしやすい。
裸眼では認識できない映像を表現できるという意味で、大いに刺激的だし映画だけでなく他の分野でどう活用されるようになるのか興味深い。しかし、人間の目では作り出せない映像をずっと見続けるのはたいへん体に悪そうなのだが。脳を不自然に刺激するようなことも起こりうる。
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