PyInstallerのエラー発生状況のまとめ
PyInstallerを使って、PythonスクリプトをWindowsでの実行用にexe化しているが、自分の環境ではバージョンによってエラーになったり(exe化に失敗する)ならなかったり(exeファイルが作成される)する。エラーの原因や解決方法は現時点で不明だが、今後同じことが起こることが予想されるため、症状と推奨される実行条件をまとめておく。
試したバージョン
Python 2.7.10で動作するPyInstaller 2.1 & 3.0
Pythonスクリプト
exe化するPythonスクリプトは2種類ある。一つは内部でmatplotライブラリを使用しているもの(matplotあり、と略記)、もう一つは全くmatplotライブラリは使用しないもの(matplot無し、と略記)
実行方法
PyInstallerは、コマンドプロンプトから実行できるよう設定を終えているものとする。exe化するPythonスクリプトをtest.pyとすると、コマンドプロンプトから、
> pyinstaller --onefile test.py
を実行して、exeファイルを作成する。「--onefile」オプションは、本来作られうる複数の派生ファイルをまとめて一つのexeファイルを生成したいときに付ける。付けなくてもexeファイルを作ることはできるが、たくさんのdllやpydファイルも作成され、それらを一緒に置いておかないとexeは実行できない。