初めてのiPhoneアプリを作るまでに読んだ本

初めて作ったiPhone/iPod touchアプリが、App Storeで公開するために現在審査中。ここまで来るのに結構な時間がかかってしまったけれども、リリースまでの一通りの手順を体感することをとりあえずの目的としてやってきた。
作ったアプリを申請するまでの段階で、初心者の自分が読んだ本、参考にした本をここにまとめることにする。

iOSプログラミング入門

iOSプログラミング入門 - Objective-C + Xcode 4で学ぶ、iOSアプリ開発の基礎
iOSプログラミング入門 - Objective-C + Xcode 4で学ぶ、iOSアプリ開発の基礎大津 真

ビー・エヌ・エヌ新社 2011-06-24
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まだiOSがどういうものか分かっていなかったころ、初めて購入。本の中のXcodeのバージョンと自分のMacXcodeバージョンが異なっており、本の解説を追って行くことができず挫折した。Interface builderのバージョンアップが頻繁なので、本の内容が現状のインターフェースと異なってしまうのはどうしようもないことではある。本の書き方や構成、解説の内容は詳細なので、非常に良い本だと思う。改訂版も最近発売されている。

よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書

よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書【iOS 5&Xcode 4.2対応版】
よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書【iOS 5&Xcode 4.2対応版】森 巧尚 まつむらまきお

マイナビ 2012-02-23
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非常に有名な本らしかったので購入。何も分からない段階では、難しいことは理解できないので、小さいことを色々とやってみることにした。基本的なコンポーネントを使って小さなアプリの作り方を学んだ。プログラムもほぼ書かない。Xcodeのバージョンの違いというものの影響は受けない操作がほとんどなので、自分でもできそう、という感覚を得ることができた。初心者が経験を積むための本。

iPhone/iPadやさしいiOSプログラミング

やさしいiOSプログラミング (「やさしい」シリーズ)
やさしいiOSプログラミング (「やさしい」シリーズ)高橋 麻奈

ソフトバンククリエイティブ 2013-02-02
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ここまででiOSアプリのなんたるかの感覚は養えたが、その次の段階に進もうとするときに自分の前には壁があった。その壁は、Xcodeのバージョンの違いによるインターフェース、操作方法の違いであり、Interface builderでコンポーネントを並べた後に行うはずのプログラム作成をどうやるのか全く分からない、ということであった。たまたま本屋で見つけた「やさしいシリーズ」がその壁を越えるのを助けてくれた。まず、この本ではInterface builderを全く使わずに、すべてをコードで書いていくという方針が良かった。コードのべた書きにおいてはXcodeのバージョンは無関係なので、実際やってみてサンプルが動かないということがない。この本で、iOSのプログラムをどう書くかということを知ることができた。それとともに、前二冊の内容も理解できるようになった。

はじめてのiOSプリプログラミング入門

はじめてのiOSアプリプログラミング入門 決定版 (-)
はじめてのiOSアプリプログラミング入門 決定版 (-)辨崎 宗義

秀和システム 2012-07
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Apple Developer登録から、アプリの配布のための一連の手順を、比較的新しいインターフェース画面で解説してある点が非常に役に立った。この本のおかげで、手続きで迷うことがなかった。

ウェブ

参考にした本はこれらだけだったが、随時ウェブの記事を検索し、コードを書くときに参考にした。Developer用のAppleのサイトやXcodeのインターフェースは、修正•改良が頻繁であり、本の解説では古くて役に立たないことが多々あったから。改良自体はより使いやすくなる方針でされているとは思うが、本の内容はどんどん古くなる印象がある。

まとめ

初心者として、ここにあげた本を読むことでなんとか簡単なアプリは作れるようになったが、より上級のコードを書く段階になると違った本が必要になってくると感じている。また、日々更新される最新のXcodeのインターフェースを追うのは、本ではほとんど無理である。