サーバ仮想化の重要性をやっと理解できた
年末年始といえば掃除と読書。三段のカラーボックスを一つ追加購入して本を並べた。毎年、カラーボックスを一つ追加している。
本棚に詰め込まれた本を整理する。もう絶対読まないような本を10冊ぐらいブックオフに持っていく。当り前だが、新しい本ほど高く買ってくれるので、持っていても役に立たない本は早めに見切りをつけるのがいい。売り値は合計で1500円くらいになったが、105円で売られていた『美味しんぼ』を何冊か買ってしまったので、残ったお金は微々たるもの。衝動買いしてしまったが、『美味しんぼ』の良さをやっとわかる年齢になったということか。15年ぐらい前に雑誌で連載しているのを読んだきりなのだが、今も続いているのだろうか?
この年末年始の休みの間に、『美味しんぼ』と同時に、これまで真剣に考えたことがなかった、クラウド関連の本を何冊か読む。Web2.0のように単なるバズワードかと思っていたが、そうでもないようなので。まずはこれ。
クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書) | |
朝日新聞出版 2009-01-13 売り上げランキング : 8835 おすすめ平均 仮想のものから現実のものへ 読みやすいので概要をつかむのに最適 クラウドの時代を知るために Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- ソフトウェアのパッケージという概念がなくなる可能性→ソフトウェアのサービス化
- プラットフォームの提供→Windows Azure(日本語でアジュールと書いていたが読み方は正しい?)
- ネット上にデータを保管することのメリット(共有が容易、ローカルマシンのスペックは不問、アクセスする機器の違い、OSの違いを吸収)とデメリット(セキュリティかな)
- クラウドの特徴4つ。(1)サービス化、(2)ボーダーレス、(3)分散、(4)集約(これは理解できない)
GmailやiPhoneを例にあげて説明してくれていたが、要するに、これまでローカルにあったソフトウェアを、クラウドではネット上に置いてますよ、というのがこの著者の結論だな。でも本文中に、「Javaスクリプト」とか書いているので、どこまで内容を信じられるかは少し疑問に思った。やはり技術者が書いたものを読みたいということで次へ。
と、その前にこれも読んでおいた。
クラウド・コンピューティング仕事術 (朝日新書) | |
朝日新聞出版 2009-09-11 売り上げランキング : 62381 おすすめ平均 具体的テクニック 今まで以上にクラウド・コンピューティングについて深く考えさせられた。 仕事ツールガジェトのあれやこれやをてんこ盛り Amazonで詳しく見る by G-Tools |
できるポケット+ クラウドコンピューティング入門 | |
インプレスジャパン 2009-02-13 売り上げランキング : 61027 おすすめ平均 クラウドに関する書籍がすくないなかで購入したが とりあえず使ってみたい人向け Dropboxを紹介してくれただけでも価値があった Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- SaaS、PaaS、仮想化
- サーバの仮想化のメリット
- 管理が物理サーバにくらべて楽
- コスト削減
- Amazon EC2/S3とGoogle Apps Engine
- Salesforce.comのSaaS型CRMサービス
クラウドコンピューティングを実際に利用するとしてもエンドユーザにとっては、SaaSという形態であろうと思われるので、裏でサーバの仮想化をしてようがあまり関係ないだろうな。
これら3冊を読んだら、クラウドコンピューティングの概要はかなり理解できた(つもりになれた)。次は、少し具体的な内容で、開発者が書いた本を読んだ。
Amazon EC2/S3クラウド入門 | |
おすすめ平均 入門書です Amazonを使ってクラウドビジネスを始めたいと思う人におすすめ 情報収集が面倒な方にはちょうどよいです すぐに試したい人におすすめ 先進ユーザーによる実例本 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- SaaS
- Googleドキュメント、Windows Live
- PaaS
- Google App Engine、Force.com
- IaaS
- Amazon EC2/S3
これら4冊の本を読んで、クラウドコンピューティングの概要はかなり良く理解したと思う。そうすると、こういう記事も理解できるようになる。
2010年クラウドとスマートフォンがビジネスシーンに普及するためのハードル
なるほど!