日本の戦争と暗号技術

それでも、日本人は「戦争」を選んだそれでも、日本人は「戦争」を選んだ

朝日出版社 2009-07-29
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先週はずっとこの本を読んでいて、他の雑誌等がこのところ読まれないまま机の横に積まれている。密度が濃い本だったので、読み終わるのに時間がかかってしまった。こういう本を読むのは久しぶりで、普段読み慣れていないせいもある。数年前は、『戦争論』とか『日本の戦争』とか、読んでたのだが。読んでも結論らしきものが出てこないので、今はあまり読まない。
本書では、日清戦争以降の日本の戦争がわかりやすく解説されている。最後まで丁寧におもしろく読んだ。が、自分としては、暗号解読による諜報戦云々というところが一番ひっかかった。

(P.353)当時にあっては、イギリス、ソ連アメリカ、これらの国々は、暗号解読による諜報戦をすでに展開していました。最近の研究によりますと、日本も意外や意外、かなりの暗号を解いていたことがわかっています。これは、現在、防衛省防衛研究所の教官をしている小谷賢先生の『日本軍のインテリジェンス』(講談社選書メチエ)にくわしく書かれていますので、ぜひ読んでみてください。この本はすごく面白い。

読みます。技術的な記述が多ければうれしいのだが、どうだろう。
暗号を作ったり、解いたり。おもしろい。やはり戦中の暗号解読法って、ブルートフォースアタックが基本なんだろうか。日本軍が何をしていたのか知りたい。

日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか (講談社選書メチエ)
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stars「情報敗戦」から学ぶべき事―日本におけるインテリジェンス研究の労作
stars情報を活かすには情報を要求する側の体制が重要であると分かった
stars日本軍のインテリジェンスに関する初の体系的な研究
starsストラテジスト必読の本
stars今の日本でも結局は同じ状態なのではないか?

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現代の暗号技術に関しては、この本が網羅していると思うのだが。戦時のときの技術と違いはあるのかな?もちろん昔は、量子暗号とか無いと思うが。
新版暗号技術入門 秘密の国のアリス
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starsわかりやすい
stars暗号セキュリティの概要を知るのにお勧めの一冊
stars暗号関連の本の中で、一番わかりやすい本です
stars初心者にもわかりやすい内容
starsわかりやすく、それでいて原理の詳細までよくわかる

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