JGN2シンポジウム参加

JGN2+AKARIシンポジウムに会社を休んで参加した。半日だけど。現時点でのネットワークの問題点は分かった。それに代わると期待されるのがJGN2であり、NGN(New Generation Network)であるらしいのだが、具体的にどんな新技術を使っているのかまでは話がなかった。そのあたりに興味があったのだが。NGNが、どういう分野で利用されているのかまではわかった。半日だけでは全部を理解するには足りないか。

以下、メモしたキーワードから。

  • IP(パケット交換)の特徴
    • ベストエフォート、多重効果が得られる。
    • バースト的なデータ通信に適する。
    • 帯域変動型、一定品質が得られない。
    • 輻輳(congestion)が起こる。低トラフィックではOK。
  • IPネットワーク(帯域変動型)はストリームメディアの伝送にはむかない。
    • 遅延変動(分散)を小さく抑えるのが難しい。
    • IPに代わるものがない。世界的なインフラ。
    • 構築、運用が安価(回線交換のコスト>>パケット交換のコスト)
  • 日本が遅れている原因
    • 完全性を求める国民性^^;)のため回線交換を選ぶ。
    • インターネットはネットワークとしてむかない?
  • 現状
    • 高速化とQoS制御で逃げる
  • 限界
    • IPネットワークにおいてQoSは確保できない。
    • 集中制御できない
    • 緊急通信はIPでいいのか?セキュリティは?
  • 大規模ネットワーク、グローバルネットワークを研究
    • パワー則(スケールフリー)
    • 自己成長
    • 自己組織化
    • 非平衡
    • 生物系と情報ネットワークの類似性