ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと
ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のことRichard Monson-Haefel

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一昨日ネットで注文したら昨日届いて、通勤の時間を利用して電車の中で4分の1ぐらいまで読んだ。
アーキテクト(ビジネスとディベロッパーの橋渡し役)という言い方はかっこいいな。大規模プロジェクトでのアーキテクトだと様になるが、ほとんど一人きりでやっている案件が多いので、アーキテクトです、なんて恐れ多くてとても言えない。でも今度から自分の経歴を書く書類で使おう。「プロジェクトでの役割」を書く欄で「アーキテクト兼ディベロッパー」。なんかかっこいい。

ページをめくり始めたら、いきなり目に飛び込んできた一番目の教訓。

(01) システムの要件よりも履歴書の見栄えを優先させてはならない
  (ニティン・ボーワンカー)

自分のわがままを通して顧客を犠牲にするな、ということ。
履歴書のためとは言わないが、自分の趣味でテクノロジーを選んだことは確かにあった。でもその案件では、結果的にみんなが幸せになったから問題なし。顧客の懐も深かったので、新しいテクノロジーでも受け入れてくれたし。そもそもお客さんって、作ったシステムがちゃんと動けば、実装方法までうるさく注文しないし。信頼関係がきちんと築けている顧客だと、ある程度のわがままも通りやすい傾向はある。
自分の勉強のために、自分にとって未知のテクノロジーを仕事で使ってみたい衝動はいつでもあるし、そういう気持ちがなかったら、いつまでも決まりきったことだけやるような、下働きしかできないのではないかなー、と思う。

次の教訓。

(07) 立ち上がろう!
(ウディ・ダーハン)

コミュニケーション力の向上のための教訓。自分の意見を言うときは立ち上がって注目を集めろ、ということ。
最近どこかで読んだ(どこだったのか全く思い出せない)、人前で話すときの3つのポイント

(1)笑いをとる
(2)ひるまない
(3)相手をのんでかかる

と共に、覚えておくことにする。偉い人の前ではあまり使えない。少人数での会議もやめたほうがいい。相手が多ければ多いほど、たぶん効果がある。