コンピュータ設計の基礎

実際にコンピュータを設計する人のための本。本書は基礎編で、続編もあるらしい(未発売)。純粋にハードウェアの話なので、ちょっとピンとこない。
しかし、なぜコンピュータを「アーキテクチャ」というのかよく分かった。これまで深く考えたことなかった。Winchester Mystery Houseの喩えが分かりやすい。
その他、印象に残ったこと。

  • マイクロアーキテクチャと命令セットアーキテクチャの違い。マイクロアーキテクチャは、命令セットアーキテクチャで規定した動作を行うプロセッサの基本構造を規定するもの
  • チップの発熱密度は指数関数的に増加している。2008年には、ロケットノズルに匹敵する。2010年は太陽表面?
  • マイクロプロセッサでは、浮動小数点の除算や平方根の計算に、反復法であるNewton-Raphson法やGoldschmidt法を使う。

コンピュータ設計の基礎 (マイコミジャーナルブックス)コンピュータ設計の基礎 (マイコミジャーナルブックス)
Hisa Ando

毎日コミュニケーションズ 2010-11-26
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